AIによるディスラプションを乗り切るには
人財サービスAdecco Groupの日本法人であるアデコ株式会社は、世界の経営層を対象に実施した意識調査報告書の日本語版「AIによるディスラプションを乗り切るには」を2024年8月22日に公開した。
世界9か国の経営幹部層2,000人を対象に調査したもので、日本でも266名が回答している。ディスラプションとは、ビジネスにおいて革新的なイノベーションを指し、この調査では経営層がAIの浸透をどのように捉えているか調べたものだ。
経営幹部層のAI格差が明らかに
報告書によると、AIが自社にとってゲームチェンジャーであると回答した経営層は全体で61%あるものの、DX化による大きな進展を遂げたと回答した人は11%にとどまっている。
自社の経営チームのAIスキルや知識に自信がないと回答した経営層は57%だ。
これらの質問はCOOやCHROなど実際の業務に携わるリーダーに多く、CEOとCFOなどは減少するため「経営幹部層のAI格差」が生じていることを明らかにしている。
AI導入の整備ができているのは約半数
デジタルトラスト(デジタル技術など)は今後5年間で自社に大きな影響を与えると回答した人は67%。
AIの導入を成功させるために、倫理的にAIを使用するための枠組みが必要だが、実際に「整備できている」企業は49%だ。
また最も重要となるAIスキルを持つ人財については「社外から採用予定」は66%、「社内で育成予定」は34%であった。
(画像はプレスリリースより)

アデコ株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000949.000001264.html