有休取得や残業時間を調査
株式会社DONUTSは、『ジョブカン勤怠管理』の勤怠管理データから2023年度の打刻・有休休暇取得の実績をもとに正社員の「有給休暇」「残業時間」「特別休暇」の現状についてまとめ、2024年8月6日に結果を発表した。
全体・企業規模別の有休取得、残業の状況
同調査は、2023年4月1日~2024年3月31日に就労実績のある正社員16万4,336人の取得状況を集計したものだ。
2023年度の年間平均有給休暇取得率は、全体で75.7%。企業規模別にみると「1~29人」「30~99人」「300~999人」規模はそれぞれ75%前後、取得率が最も多いのは「100~299人」78.7%、少ないのは「1000人以上」規模で69.7%となっている。
また、残業時間の平均は全体で11.6時間、最も多い企業は「300~999人」規模で12.0時間、少ないのは「1000人以上」規模で7.2時間という結果であった。
業種別の有休取得・残業の状況
業種別の有給休暇取得率は、「マスコミ・出版・放送」「医療」「レジャー・エンターテイメント」が80%を超えている。一方で「整備・修理」「運輸・物流」は60%台だ。
業種別の平均残業時間は「介護・福祉」「医療」「金融」が10時間以下、「建設・土木」「マスコミ・出版・放送」15~16時間、「運輸・物流」18.0時間、「整備・修理」20.5時間となっている。
育児・介護などの特別休暇を設定している企業の設定数は平均5.2個、最大で30個の設定を行っている企業もあった。
(画像はプレスリリースより)

株式会社DONUTSのプレスリリース
https://www.donuts.ne.jp/news/2024/0806_jobcan_analysis/